最近読んだ本
『東京タワー』 リリー・フランキー
・・・泣いた(:_;)
『うちのネコが訴えられました!?』 山田 タロウ
・・・笑った(^。^)
『天使のナイフ』 薬丸 岳
・・・怒った(-_-メ)
『レンタルお姉さん』 荒川 龍
・・・考えた(._.)
『介護と恋愛』 遙 洋子
・・・考えた・Ⅱ(+_+)
ベストセラーっていわれる中で本当に面白い本に出会った試しが無かったけど、これはなかなか収穫だったな、『東京タワー』。 『博士の愛した数式』といい、【本屋大賞】は信じていいかも。懐かしさと優しさでいっぱいのいい本だった。読み終わった晩に癌になった夢を見たけど(・・;)
『レンタルお姉さん』、ちょっとやらしいこと想像して手に取った人も多いはず。私もだったりする。へへへ。しかし中味は大真面目なルポもので、ニートを社会復帰させるためのボランティアの相談員さんたちの話なのであった。バイトとはいえ私も福祉関係者で、相談を受けることもしばしばあり、このところ悩んでいた時期だったので、レンタルお姉さん達の引きこもりの人たちに対する接し方に学ぶことが多かった。「断定的な言い方を避け、選択肢だけを提案する。」これがけっこう難しいんだよな。
「妻を惨殺した少年たちが死んでいく。殺してやりたかった。でも殺したのは俺じゃない。」 ・・・実際にあった事件を彷彿とさせる内容で胸が痛くなったけれど、ミステリーとしても久々のヒット!ラストまでぐいぐい引き込まれ一気に読んだ『天使のナイフ』。満場一致で江戸川乱歩賞、に納得。
この小説で私が思い出した事件というのは、山口母子殺人事件。加害者よりの日本の法律には本当に怒りを感じる。過失だろうが未成年だろうが罪を犯したら罰せられるべきだと思う。『天使のナイフ』にあわせて、山口の事件のご遺族が書かれた『天国からのラブレター』 本村洋 /本村弥生を読むこともおすすめ。
『介護と恋愛』、今って晩婚化進んでるし離婚率も高いから40代50代の恋愛なんて普通にありだよね。でも、するってえと親も年なわけで「介護」と「恋愛」がいっぺんに訪れるなんてこともあるわけで。場合によっちゃこれに「子育て」と「仕事」もプラスになることもあるわけで。結局大変なのは女なんだよな。考えさせられる内容だったわあ。親が元気なうちに遊んどくか!・・・え?違うって?
『うちのネコが訴えられました!?』 事実は小説より奇なり。おもしろかった~!困ったご近所さんってのはどこにもいるもんだけど、いきなり裁判なんてねえ。まあ、野良猫に困る気持ちもわかるけどなあ。
ブログで本編・続編読めます。 http://ameblo.jp/tackchan/
by nora426 | 2006-10-21 22:53 | BOOKS