知ることからはじめよう!

4月某日、以前知り合った性同一性障害のIさんと飲みに行った。(これって他に簡単な呼び名はできないもんだろうか。おかまというのは失礼だろうし、ゲイって表現もどうなんだろう?。彼女は本当に優しくて話し上手で聞き上手、素敵なお姉さんなのだ。)
(*ご本人から、「GID (Gender(性) Identity(同一性) Disorder(混乱)の略)」という名称を教えていただきました。)

Iさんは近々、性同一性障害を抱える人だけでなく、精神障害者やアイヌ民族など社会的マイノリティーを支援するNPO法人を立ち上げる。
私にその創立記念パーティの司会はできないだろうか?とお話があったのだけど、私は人前に出ることが本当に苦手なうえに、現在すでにいろんなことを引き受けすぎていて、もうにっちもさっちもいかない状況になってきているので、お断りさせていただいた。

帰ってから、その日の出来事を友人と話していると、「あまりかかわらないで欲しい・・・」と。私までそういう人に見られるよ、というのである。まあ、友人は「女は女らしく、男はより男らしく」、の韓国人であるので、偏見があるのは無理もない話で、とくに驚きもしなかったのだけど、パーティの司会をしたらそう見られてしまう、という考えに私は全く思い至らなかったので、それには驚いた。

そうか~、そういう考え方をする人もいるのね。おそらくは日本にも。
でもそれが?と私は思う。私は「世間体」って言葉が嫌い。世間って誰さ?名前を言ってよ、ここに連れてきてよって思う。名前も知らない世間にどう思われようと関係ないね。私のことちゃんと知ってる友人達がいるもん。だから大丈夫。
もし、そういうことが理由で司会の人がなかなか決まらないでいるのであれば私が引き受けたろーじゃないの!と思った。あまのじゃくの血が騒ぐ。

「そういう人」っていうけどさ、そういう人と一人でも個人的にお話したことある?ごく普通の方だよ。私はもともと社会的に少数派である人達にかかわった仕事をしている。怖くないの?って聞かれることあるけど、全然。「普通の」人より優しい人が多いんだよ。まあ、困ったさんもいっぱいいるにはいるけどさ。

さらに私は、物心ついた頃から20歳の誕生日に自分の意思で脱会するまで、ある新興宗教(と、本人達は思っていない)の団体の中にいた。オ○ムの事件以来、宗教=怖いと誤解されることもあるけど、ひとりひとりはごく普通の善良な人達。
そういうベースがあるから私はあんまり差別とか偏見とかって感じないのかも。差別って知らないから起こるのだと思う。日本人はみんな一緒、みんな同じじゃないと不安になるんだよね。少しでもはみ出てる人は排除しようとする。そういうのって怖いと思う。

少数派の人達にも問題がある。自分達だけで固まって意固地になるところがある。それでいながら支援されて当然という甘えもある。Iさんはそうした問題点もちゃんと見据えながら活動されているので、お話していてとても共感できたし、応援してあげたいなと心から思っている。

NPO法人(申請中)ヴァーブ http://ai-sun.com/verb.org/
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by nora426 | 2006-04-20 22:18 | 日記