謎のフレンチレストラン

c0042941_16375272.jpg「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」 山田真哉

やっと来た来た♪ 図書館に予約していた本。
なるほど、言われてみると確かに気になる。買っている人を見たことは一度もない。引っ越したときには通りかからないかな~と思ってたけど、待ってるときには来ないものだし。さおだけ屋は一体儲かっているのか?身近な疑問から考える、経営とは?利益とは?数字に超弱い私でもおもしろく読めたw(^_^)

本の中でそっくりなエピソードがあり、思い出した私の体験。
以前住んでいた近所に不思議なレストランがあった。なにが不思議かってーと、ランチタイムも夕方も、いつ何時に通りかかっても客がいるのを一度も見たことがない。けれど休むこともなく毎日営業はしてるようで照明だけはついている。
近所に越してからいろんな人に聞いてみたけど、入ってみたという人はいない。みんなもやっぱり気にはなっていたようで、どこかの大金持ちが税金対策でやっているのかも?いやいや、もしかしたら実は有名なシェフで、セレブがこっそりお忍びで行くのかも?・・・などと噂話に花が咲いたけれど、謎はどんどん深まるばかり。

そこである日ついに、ママ友4人で真相を確かめにランチに行くことに。
どきどきしながら駐車場に車を入れると、後から一台の軽自動車が乗り入れてきた。降りてきたのはスーパーの袋を提げた、少々よれっとしたおじちゃん。 私達のほかにもお客が来たね、やっぱり意外に流行ってるんじゃないの?こそこそ話してる私達におじちゃんは、「お客さんかい~?いま開けるからね、はいってはいって。」
・・・なに?このおっちゃんお店の人かい!?不安になる私達の前を行くおっちゃん。スーパーの袋の中身はどうみてもパチンコの景品。 ふ・・・不安だ。

おじちゃんは店に入ると一応ちゃんとしたシェフの身なりで現れた。ほっとしたのもつかの間、メニューを差し出すと、こう言い放ったのだった。
「いまねー、ごはんは無いんだよねー。飲み物ならできるから。」
そのときの時間はAM11:45。ランチタイムにドリンクしかない店って一体・・・。さらに恐ろしいことに、置いていったグラスの中の水は白く濁り、ほこりがぐるぐると回っていた・・・。それまで目だけで合図を送っていた私達はようやく口を開いた。「す、すいませんけど!」

でも良かったほんとに。ごはんがなくて。「私達は食事がしたいので・・・」と帰ってくることができたから。店から出た私達は大爆笑。それから二度とその店に入ることはなかったので、いまだにどうやって経営が成り立っているのか謎のままだけど。
この本の中にでてくる高級レストランは、料理教室という「連結経営」で成り立っていたわけだけど、あのレストランではそういうこともなさそうだし・・・。やっぱパチンコ屋の税金対策かしらね?
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by nora426 | 2006-03-19 00:10 | BOOKS